我が家に赤ちゃんがやってきた!

 赤ちゃんがいる家庭に憧れていたころ想像していたのは、ミルクの香りがほんのりして、緩やかな時間が流れるやさしい空間・・・。
でも現実はそんなほのぼのムードとは程遠いものだった。
 出産から5日目に久々の我が家に子供たちと一緒に帰ってきた。玄関をくぐる時、自分の家なのに、なんだか照れくさいような不思議な気分だった。
 3時間おきの授乳。しかも私の出産した病院は母子同室でかなりスパルタ。入院中は一睡もしていない。体も頭もフラフラですぐにでも横になりたかったが、小さく生まれたうちの子供たちは、まだおっぱいから直接飲む力がなかった。息つく間もなく、退院時に売店で買ってきた搾乳器で絞る作業が待っていた。
 あまりにもヨレヨレの私を見て、家族は眠るように勧めてくれたが、授乳が終わるとすぐ、次回の分の搾乳をしなければならず、結局24時間授乳~搾乳~授乳~搾乳・・・で眠るどころか横になる暇すらない。赤ちゃんが健康に育つためには、栄養たっぷりの初乳を与えなくてはならないという強迫観念に縛られていた。
 こんなことは全く想定外だった。赤ちゃんはみんな、当たり前のようにお母さんのオッパイを吸えるものだと思っていた。いきなり壁にぶち当たってしまった。
 退院から4日目に、市の保健婦さんが様子を見に家に来てくれた。彼女も双子のお母さんとのことだ。同じように大変な経験をしてきた先輩だ。「私もそうだったよー。でも永遠に続くことではないから、だんだん楽になるものだから。」説得力のある言葉にとても勇気付けられた。緊張の糸がプツンと切れて、涙がでてきてしまった。
血圧を測ってもらったらかなり異常な値になってしまっていた。妊娠中もずっと正常値だったのに。
足もパンパンにむくんで正座が出来ない状態だった。「眠らなくても横になるだけでだいぶ休まるものよ。おかあさんが病気になったら困っちゃうでしょ。」そのとおりだ。その日から努めて横になって体力の回復を最優先することにした。なるべくなら母乳で・・と思っていたが、こだわらずミルクにも頼ることにした。
 こうして私の泣き笑いの双子育児がスタートした。
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誕生から約3週間、
だいぶふっくらしてきた
アオイ(左)とユウキ(右)
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by futagomom75 | 2007-09-09 12:01 | 双子育児スタート
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